キングダム 539話の観想『戦の相手』

この記事はキングダム539話の感想です。ネタバレを含みますのでご注意を。

先週は、王賁(おうほん)が少数精鋭で玉鳳隊の位置を移動させ、

亜光軍からは千人称『亜花錦(あかきん)』の隊と挟撃の形を取ることで

横陣を取っていた馬南慈軍を端から窮地に追い詰めることに成功しました。

この流れそのままに、馬南慈軍を壊滅状態までさせることができるのでしょうか。

そして、壁(へき)の話。

538話の最後のページに描かれた不穏な空気を漂わせる趙軍の将・舜水樹(しゅんすいじゅ)の動き。

『このあたりか・・』

という言葉で終わっていました。

いったい、舜水樹はどのような戦略を立てているのでしょうか。

注目のキングダム539話『戦の相手』、詳しく見ていきます。

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キングダム539話までのあらすじ

秦・総大将王翦(おうせん)を筆頭に、趙の『業』城を攻めるために侵攻中。

しかし、王翦は目標とする業城が難攻不落な完璧な城であることを知る。

そのため作戦を変更し、業への兵糧攻めを実行する。

当初・業が不落の城であるため、落ちることはないと考えていた趙軍の将・李牧にも一筋の汗が落ちる。

計画を阻止せんとして、趙軍は秦軍と業より北西の朱海平原で激突。

初日、左の地での戦い。

秦軍・麻鉱軍と、趙軍・紀彗軍との戦いは、蒙恬の活躍により圧倒的優勢に見えていたが、李牧の奇襲部隊により、将軍麻鉱が討ち取られてしまった。

一転して指揮官を失った軍の流れは一気に趙軍に向き、秦軍壊滅するかと思われたが

蒙恬の指揮により、紀彗軍を撤退させ、初日を終える。

二日目、激化する右の地での戦い。

開戦していきなり趙我龍の奇策により、王賁率いる玉鳳隊(ぎょくほうたい)は岳嬰軍・趙我龍軍の挟撃を受け、絶体絶命の窮地に陥る。

しかし王賁は動じることなく、本隊とは別に少数精鋭の隊を率いて岳嬰軍・趙我龍軍の隙間をかいくぐり、脱出。

馬の走の力を利用して走り抜き、元の玉鳳隊の場所から対角線上の位置についた。

王賁の目的は、横陣を敷いた馬南慈軍を弱点である端から攻めることだった。

王賁の予想通り、亜光軍からは千人称『亜花錦(あかきん)』が活躍し、挟撃によって馬南慈軍を端から徹底的に掃討する。この流れは止まることはなかった。

一方、もう一つの巨大な趙の戦力・橑陽(りょうよう)城の軍と山の民・楊端和軍との戦いも劇化していた。

しかし、その陰で趙軍の将・舜水樹は不穏な動きしていた。

何かを計画しているーー。

その目的は、山の王・楊端和ではなく、副将の壁であった。


キングダム539話『戦の相手』内容

朱会平原は日没を迎えた。

沈みゆく太陽を睨む趙軍の将・李牧は心中穏やかではない。

無言で席を立つ李牧。

カイネが行方を尋ねると、『尭雲の陣へ』と答える。

前三大天、藺相如(りんしょうじょ)の側近で、朱会平原の中央軍の将校・尭雲(ぎょううん)だ。

カイネは後を付ける。

趙軍の左翼、紀彗軍では副将の馬呈が荒れていた。

二日目、朱海平原の左の戦場は初日とうって変わって膠着状態で幕を下ろした。

戦力で勝る紀彗軍に対し、秦軍の将・蒙恬が狙った通りの展開だったからだ。

馬呈を先頭に置いた『剛』の戦い方だった紀彗軍に対し、

『柔』で対応した蒙恬に軍配が上がったのだった。

そして一方、秦の右翼では、帰還した王賁率いる玉鳳隊が亜鉱軍に歓喜と共に迎えられた。

『若君!万歳!玉鳳万歳!』

二日目、右翼の戦いでは、王賁の奇策と亜光軍の働きにより趙軍の将・馬南慈の首級こそ挙げなかったが、その軍を徹底的に叩いた。

これにより、馬南慈軍はその日、再起不能なほどの打撃を受けたのである。

亜光将軍は王賁に近づく。

いや、この切迫した空気では詰め寄るといった表現の方が正しいかもしれない。

『お見事。しかし浮かれている暇はありませぬぞ。若君。』

亜光は王賁の行動を称賛するとともに、釘を刺そうとするが、王賁にはいらぬ心配だった。

『誰が浮かれるか。凹ませた分、明日、必ず李牧は手を打ってくる。』

この場で戦場全体と先が見えているのは亜光と王賁の二人だけ。

この二人には一時も浮かれる暇などはなかった。

そして、肝心の中央軍・飛信隊本陣。

尾平が荒れている。

出番がないことにいら立っているように見えるが、どうやらこれはカッコつけているだけのようだ。

そんなお気楽気分の尾平と違い、飛信隊の隊員もイラ立ちを隠せずにいる。

左軍・右軍と活躍している中、武功をあげられないでいることにフラストレーションが溜まっているようだ。

我呂(がろ)と崇原(すうげん)の小競り合いが始まる。

歩兵を『亀』と呼んだことが気にくわないようだ。

松左(しょうさ)や田永(でんえい)も加わり、

いよいよ喧嘩が始まるかというところで

隊長・信が殴り掛かる。

『うるせェ!!』

現状の状態で一番イラ立っているのは信のようだ。

『あいつはマジでキレてるな(笑』

少し経ち、河了貂(かりょうてん)が飯を用意し、隊員に呼びかける。

ノータイムで羌瘣が目の前に現れる。(お腹が空いているようだ)

飯に食らいつく一方でメンバーは量が少なくなっていることに気づく。

総大将・王翦が兵糧を絞ってきたのだ。

それもそのはず。

この『業攻め』の戦いは敵を打ち破る戦いというより、兵糧との戦いといえる。

秦の軍勢が兵糧を切らすか、業の城が食料を切らすか。

先に兵糧が無くなった方の負けが確定する。

もちろん兵糧はまだまだ存在するが、この先、どれだけ長引くのかわからない現在の状態では、今のうちに兵糧を節約しておくのに越したことはない。

場面は変わり、橑陽(りょうよう)に移る。

真夜中、天幕にいた壁(へき)に急報が届く。

絶句。

その言葉に耳を疑い、馬を全速力で駆けさせる。

バカな。あの護りの陣が、抜かれたとでもいうのかーー。

『そんなことが起こるわけがない!あの護りを破るほどの敵軍なら、その前に我々通常軍に引っかかるはずだ。』

『ハッ、それが、我が軍も護りの軍もどちらも交戦すらしていないと・・!!』

馬を走らせた先に壁が見たものは、

激しく火柱が立つ壁軍の兵糧庫だったーー。

暗い地下通路のようなところを松明をともしながら帰還する舜水樹。

隔離された戦地において命に等しい兵糧を失った壁軍。

その衝撃はあまりに大きかった。


キングダム 539話 観想 舜水樹の狙いは兵糧!

舜水樹の狙いは情報操作ではなく兵糧

『狙われたのは壁だった』

先週のこの言葉から様々な憶測がありましたが、舜水樹の狙いは兵糧でした。

これまでのキングダムのストーリーでも、壁は敵味方から利用されることが多いイメージだったため、誤った情報により踊らされ、秦軍にダメージを与えてしまうことを予想していましたが、兵糧を失うという結果となりました。

壁の軍はおよそ兵数1万。しかも数日分ということで、

その分の兵糧が焼かれるのは痛恨の一撃と言えるでしょう。

もし壁が主要メンバーでなければその命をもって責任を取らされていたでしょう。

あと、これは壁軍だけの兵糧なのでしょうか?

仮に楊端和の軍の兵糧もあるとしたら、長期戦がかなり難しくなることになります。

最後の舜水樹のシーンを考察すると、地下通路のようなところを通っていました。

この道をたどって、兵糧を守備陣を抜き、兵糧庫を放火したということでしょうか。

橑陽での戦いはまだ2日。

その短い期間に地下通路を作ることはできません。

ということは、橑陽城に巣食う犬戎族が城を護るため、以前より城の内部から城下周辺に繋がる複数の地下通路を作っており、それを利用したとの見方が強いでしょう。

壁は兵糧無くして戦えるのか?

兵糧を失った壁の軍は今後、戦えるのでしょうか?

壁の驚愕した表情が強く描かれていることから、兵糧が失われて楊端和の軍等から兵糧を分けてもらうことになり、これで秦軍全体に食料危機が早まる流れになりそうですが、、、

しかし、少し前には業城の解放を阻止する桓騎軍は戦で倒れた馬を調理して食べていました。

なんとも野蛮な方法ではありますが、これと同じ方法を取れば、食料危機の問題は解消しそうですが、どうなんでしょうか?

ピンチの後にはチャンスがやってくるもの。

これほどの壁が窮地に追い込まれたからには、壁のリベンジとしての活躍が見たいものですね。

壁が敵地に乗り込み、兵糧を奪還するとか。

キングダム 539話『尭雲』は実在した?

冒頭で李牧は前三大天、藺相如(りんしょうじょ)の側近・尭雲と行動を開始する動きを見せていました。

遂に中央軍の戦いが開始しそうですね。

ちなみに尭雲という人物は実際に存在していたのでしょうか?

少し調べてみましたが一切出てこなかったため、オリジナルのキャラクターでしょう。

しかしその風格と藺相如の側近だった経歴から右軍の趙我龍と同様の力を持っていそうですね。

ちなみに眼がちょっと怖いです。輪廻眼のような眼をしています。


キングダム540話ネタバレ予想

壁軍の兵糧が亡くなったことは全軍に急報として広まるでしょう。

もちろん、壁の軍1万を見捨てることはできないため、食料を分けることになりますが、

その分、秦軍は戦を急がねばならなくなる状況になります。

通常であれば朱海平原の左軍・右軍共に優勢のまま、戦をすすめれば勝利できたかもしれない状況で、戦を急がねばならなくなり、一気に劣勢となるでしょう。

ここで、ようやく信達の出番となりそうですが、こういう場面で失敗しそうなのが飛信隊ですよね・・

過去に飛信隊は黒羊丘での戦いの序盤で、中央丘へ急がねばならない時に相手の策略によって前線の押しあげに失敗していました。

信の立場がどんどん危うくなりそうですね^^;

信が麃公の言う本能型の才能を開花させるのはいつなのでしょうか。。。

次号に期待です!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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